H30年4月号

「保存会結成50周年に向けて」

顧問 川口 英德

 

 肥後ちょんかけごま保存会は来年1月3日をもって、「肥後チョンカケ独楽保存会」として結成以来50年という大きな節目の年を迎えます。 この節目を機に、結成当時ご苦労された先人に思いを馳せ、創意と工夫そして並々ならぬ交渉によって、今の保存会の基礎が確立し、歴代会長をはじめ、多くの会員の弛まぬ努力により新たな技の研究・開発とその保存・伝承が実を結んできたものと改めて敬意を表するとともに感謝する次第です。

 保存会では、この大きな節目をお祝いし、且意義のあるものにするため、50周年記念事業を計画、準備しつつ一部は既に実行されています。 大きくは ①記念祝賀会の実施、②記念イベントの展開、

        ③記念誌の編纂、  ④記念品の作成 ですが、

何れも言うは易しく行うは難しの事業ばかりです。

 

  

 熊本市指定無形文化財として他に類例を見ない特殊な技を保存・伝承する肥後ちょんかけ独楽保存会は、歴史と伝統を大切に、市民に愛され、国内外を問わず多くの人に喜んでいただける会としてこれからも存続・発展するためにも、ここはひとつ、保存会全会員が参画意識を持ち、お互い協力し合って、各事業を成功させようではありませんか。